今回は、うさぎの多頭飼いをおススメしない理由を書いていこうと思います。
うさぎは、縄張り意識が強く、基本的に1匹飼育が好ましいと言われてます。
ウサギは寂しくて死んでしまうの?
「寂しくて死んでしまうのでは?」とうわさがありますが、まったく根拠はありません。
うさぎの習性に、例え病気をしていても敵に察知されないように平静を装ってしまうことがあります。
そのため、「さっきまで元気だったのに突然死んでしまった」、「飼い主が出かけてる間に突然しんでしまった」などから、誤解からうさわが広まったと言われています。
このような誤解をしないで、1匹でも問題なく暮らしていけること、先住ペットがいらっしゃる方でも、うさぎさんを迎えることを悩んでる方はぜひ、チェックしてみてください。
この記事で勉強すること
- ウサギは1匹飼いがおすすめな理由
- ウサギ同士の性別での相性
- 猫や他の動物(モルモット・フェレット)との相性
ウサギは1匹だけで飼うのがオススメな理由
こう思っている方は多いと思います。
犬や、猫だと複数で飼っても、仲良くするし、問題ないと思います。
犬はもともと、群れで暮らす本能があるので、しつけなども1匹目でしつけができていれば、2匹目は1匹目に習うのでしつけも楽にできると言います。
猫も、ネコカフェが多数あるように、同じ空間に複数いても、ケンカをしたり、威嚇したりなど少ないと思います。
しかし、うさぎの場合は・・・
● 狭いケージに自分以外のうさぎがいるとストレスに感じる。
● ケンカする心配がある。
● ケージの中での飼育が基本なので、複数いると、体を伸ばしたりゆったりと過ごせない。
など、注意が必要なことがたくさんあります。
うさぎさんは、1匹でも寂しくはありません。
縄張り意識が強い分、自分だけのにおいの空間にいることに落ち着きを感じて、ゆったりと過ごすことができます。
次に複数で飼うデメリットを紹介します。
ウサギの多頭飼いのデメリット
オス同士の相性
オス同士は、本能的に、縄張り争いが激しく、ケンカに発展してしまいます。
去勢手術をすると、穏やかになる方が多いですが、自分のテリトリーに別のうさぎがいるのはストレスになるので、オス同士は避けた方がいいです。
メス同士の相性
メス同士の場合でも、縄張りの主張をして、自分の優位性を表すためにマウンティングの行為をすることがあります。
弱いほうがいじめられるというケースもあるようです。
しかし、相性が良いときもありますので、状況に応じてケージを別にする判断をするといいかもしれません。
オスとメスの相性
オスとメスは去勢や避妊手術をしなければ、どんどん赤ちゃんが増えてしまいます。
うさぎさんは、繁殖力が高い動物です。生後半年もすれば、発情期が訪れます。
繁殖を考えていなければ、オス、メス一緒の飼育は十分に注意が必要になります。
しつけや飼育の手間
うさぎには上下関係があるので、食事や、グルーミングなどは先住のうさぎを優先させる必要があります。
室内で遊ばせる時には、とくに気を配ることが大切です。新入りうさぎさんも環境に慣れてくれば、「先輩が先なんだ!」と学んでいきます。
なので、上下関係を考えずにお世話すると、初めはなんてことなかった、うさぎ同士でもケンカが発展してしまう恐れもあります。
注意ポイント
多頭飼育することは、食事やトイレ砂などの消耗品など、手間や費用がかかります。
また、それぞれのうさぎさんの名前も飼い主が呼んでも、自分なのか?仲間のうさぎなのか?区別が付きにくいこともあるようです。
ウサギの多頭飼いのメリット
・たくさんのうさぎに囲まれると幸せ!
・それぞれのうさぎさんの行動が違うのも、可愛さ2倍で癒される!
・元気がなくて食欲がなかったうさぎも、ほかの元気の良いウサギに影響されて、競争心が芽生えて、食事をたくさんするようになった!
など、うさぎさんの飼い主さんの声もあるようです。
では、うさぎ同士ではなく、他の動物での相性はどうなのか?みていきましょう!
ウサギと他のペットとの相性は?
すでに、他のペットを飼っていても注意が必要です。
しっかりしつけが出来ている先住ペットなら同じ家で飼うことは可能です。
しかし、うさぎが環境に慣れるまでには時間をかける必要があります。
少しずつ匂いを覚えさせて、慣らしていってあげるのも大切です。
ココに注意
❶ペットがうさぎを追いかけない配置
❷うさぎがもストレスを感じないようにする
❸ほかのペットにもストレスを与えない
❹犬や、ネコならしつけをしっかりする
❺時間をかけて慣れさせる
❻食事は別々にする
❼テリトリーは守ること。距離はしっかり保つこと。
ウサギと猫の相性は?
基本的な性格ですが、個体差もあります。
●うさぎの性格は・・・
オスは、穏やかでなつきやすい。縄張り意識が高くて、ケージのそとでもマーキングをしたり、思春期になるとスプレー(おしっこを撒き散らす)行為をします。
メスは、気がつよい。妊娠していないのに巣作りをする「偽妊娠」行動がみられる。
ウサギさんの性格など詳しく解説している記事も合わせて参考にして下いね。
【ウサギの特徴・性格】を理解して自分に合うウサギを飼いましょう!
●猫の性格は・・・
オスは、甘えん坊で、飼い主さんにスリスリしてきます。
メスはツンデレな性格の子が多いです。一定の距離感をとってスキンシップをとったり、二人っきりでないと甘えてこなかったりします。
それぞれの性格は異なりますが、飼い主さんの工夫で、一緒に暮らすことはできます。
猫は肉食で、うさぎは草食ですので、食物連鎖の関係にあります。
最悪の場合、うさぎがケガを負って、弱ってしまうかのせいもあるので、飼い方には十分注意しましょう。
ウサギと一緒に飼えるペット
ペット
あまり吠えない犬、ネコ、鳥など
※性格によって個体差はあります。
うさぎをケージの外で遊ばせる時には、他のペットは部屋に入れないように十分注意する必要があります。
放し飼いはしないようにして、必ずリードを付けましょう!
小鳥の場合は、同じ部屋にケージを置いても心配ないようです。
一緒に飼育は出来ても、お互いが仲良くなるのは別問題です。
ウサギと相性が良くないペット
ペット
モルモット・フェレット
イタチ科のフェレットは、肉食動物です。うさぎは草食動物で、自然界では捕食される側。ウサギを襲う恐れがあります。
また、モルモットとうさぎは共通する感染症があるで一緒に飼わないほうがいいと言われています。
勉強したことのまとめ
うさぎは、1匹でも寂しくはありません。寂しすぎて死んでしまうということもありません。
うさぎの状態をよく見てあげることで、体調の変化もわかりますし、複数飼いして、ケンカなどでのケガの心配もいりません。
学んだこと
- 1匹で飼うことで、愛情を十分に注いであげれる
- ジェラシーが生まれないため、飼い主との信頼関係も築ける
- 縄張り争いなど、執拗にストレスを受けることがない
複数飼いをすると、飼い主側が、うさぎ同士の行動に気を使ったり、また、他の動物のペットのお世話など、食事やお掃除、体のケアなど、それぞれの仕方が変わって、手間が増えて、それがストレスになってしまう可能性もあります。
せっかく、癒しを求めて出会ったのに、「うさぎさんのせいで・・・」と負担に感じないようにゆとりをもって、うさぎさんとの暮らしを楽しんでください♪